子供の遊びというイメージだった塗り絵が「大人の塗り絵」として定番化してしばらく経ちます。
絵を描くのは苦手でも見るのは好き、色を塗るだけなら自分にもできそう、という方が意外に多く、書店によっては特設コーナーができるくらい人気がある塗り絵。
その塗り絵が認知症予防に効く、と言われると、理屈はわからなくてもなんとなくありそうな気がしませんか。
塗り絵の効果
「絵に色を塗る」という行為は、実は脳全体をまんべんなく働かせるんだそう。
白い紙に描かれた塗り絵を塗ろうとするとき、まずじっくり見てどういう絵なのかを認識しようとします。
次に、どの色を使えばいいかを考え、実際に手を動かし塗るときは色の濃さやはみ出ないように注意して……。
なんでもないようなそれぞれの行為ですが、脳の中では過去の経験や記憶を掘り起こしたり、集中力や注意力など、脳のいろいろな部分の働きが必要になります。その結果、脳はフル稼働状態になり、活性化に繋がります。
また、集中することでストレス発散にもなりますし、自律神経を整えたりアートセラピー効果など心身にとても良い効果があります。
実際、認知症の方も、塗り絵を続けていると進行が遅れたというデータもあります。
同時に認知症予防効果のあるアロマも用意しながら、ゆったりとした時間を過ごすのもいいですね。
認知症・ボケ予防に効果的「アロマオイル」
大人の塗り絵例
こういう専門的なものもあります。
しかし、そんなふうに構えず、好みの絵を塗っていくのも楽しいですよね。
こちらは日本の風景
まとめ:義母に大人の塗り絵をプレゼントにした思い出
義母は多趣味で読書や染め物、パッチワークなどを好んでいました。
しかし、祖母の介護で自宅と祖母の家の行き来が増え、まとまった時間が取れなくなった、読書するにも目が疲れて…という話を聞き、なにか簡単に広げたりしまったりできる楽しみはないかな、と探して、「大人の塗り絵」をプレゼントしました。
セットになっていた色鉛筆は、子供のためのものよりも色が多く、あげた私もその色を見るだけでときめいたのを思い出します。
ほら、こんなふうに塗ったのよ、と見せてくれたこともありましたし、もっとうまくなったらハガキも作ってみたいと話していました。
こういう感じのものですね。
塗り絵を趣味として楽しみつつ、同時に認知症予防にもなるなら一石二鳥ですね。
子育て真っ最中の私にはまだその時間の余裕はありませんが、いずれやってみたいです。