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認知症と東洋医学
今医療のメインは西洋医学です。
西洋医学は投薬や手術により悪い部分を取り除いて治すことを主とする治療法であり、医学の進歩は日々めざましく、認知症の薬も開発されています。
しかし、高額である割に効果は持続せず、進行を遅くするのが限界だと言われています。
そこが認知症は一度発症すると治療が難しい病気であり、予防が大事と言われる所以です。
認知症・ボケ予防の重要性
医療にはもう一つ、東洋医学とくくられるものがあります。
身体の内側から治療する、あるいは病気になる前に防ぐ治療法で、徒手療法、鍼や灸、あん摩、漢方薬などが挙げられます。
それが認知症の予防や緩和に有効だという話があります。
認知症とツボ
人の体にはいくつものツボ(経穴)があります。
これは体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応し、指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るとされる東洋医学的な概念です。
そんなツボが認知症に有効なんだとか。
効果のあるツボを解説する本も出ています。
しかし調べてみるとそんなに難しいことではなく、例えば耳たぶマッサージ。
1.手の平で、耳の後ろから前に動かして1秒止める
2.同じく手の平で、耳の下から上に動かし1秒止める
3.さらに、耳の上から下に動かし1秒止める
4.耳たぶをもむ
5.余裕があれば、耳たぶを引っ張って離すのを、耳たぶの上、中、下で行う。
足裏や手、頭など、具体的にツボの場所を指示するものもありますが、要するに大事なのは血流を良くすること。
ガムを噛もう、というのと同じことなんですね。
認知症・ボケ防止に効果的「ガムを噛む」
週3回運動をする人はしない人と比べると認知症の発症率が3割低い、という調査結果もありますし、とにかく血行が大事なようです。
認知症とタッチケア
認知症に効果があると言われているものに「タッチケア」があります。
お母さんの認知症による徘徊や乱暴に困っていた娘さんが1日10分間の「タッチケア」を1週間続けたところ、乱暴な言葉や行動がすっかり減り徘徊がなくなったとしてNHKの『ためしてガッテン』でも紹介されていました。
これは1日10分腕など体をゆっくりさすることで、痛みや認知症、血圧に効果がある「癒やしホルモン(オキシトシン)」が発生、認知症の症状を悪化させていた脳の興奮や不安を鎮めた効果だとか。
具体的なタッチケアの方法はこちら
→NHKためしてガッテン「痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きのパワー
一人暮らしの人は抱きまくらを抱えて家族に電話するだけでも癒やしホルモンが出るそうです。
ツボを押せば血流が良くなり脳に刺激が行き認知症予防または改善になる、というのはまだ説明がつきますが、さすったり電話して声を聴くだけでホルモンが出て何らかの効果が出るって、人って不思議ですね。