- 投稿 更新
- アロマ
アロマテラピーとは
アロマテラピー(アロマセラピー)は、アラビアやヨーロッパで昔から行われている伝統医学・民間療法のひとつです。精油そのものの香りを楽しむことや、精油でマッサージを行い、精油の香りが脳に刺激を与えることによってもたらされる効果や、皮膚を通して体に与えられる作用があるとされています。
病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などが期待できるため、神経科・心療内科、小児科、産婦人科、歯科など医療の現場でも活用されています。
認知症に対するアロマテラピーの効果
認知症の中でも最も多いのが、記憶力や思考力が衰えていく「アルツハイマー型認知症」です。
アルツハイマーというと「もの忘れ」が具体的な症状かと思いますが、実はその前に嗅覚の障害が先に現れているんだとか。
鳥取大学は、においが分からなくなる前に嗅神経を刺激すれば予防につながる可能性に着目し、28日間に渡る臨床実験を実施したところ、特に初期の認知症患者に関して一部改善が見られたと発表しています。
そこから、アロマテラピーの認知症予防効果が期待されています。
効果のあるアロマ
アロマには様々な香りがありますが、鳥取大学の研究の結果、認知症に効果の高いものとタイミングがあることがわかっています。
<昼>
「ローズマリー・カンファー」と「レモン」を2対1の割合
<夜>
「真正ラベンダー」と「スイートオレンジ」を2対1の割合
この配合が最も効果が高いという結果が出ました。
昼用の組み合わせは集中力の向上、夜用は不安やストレスの緩和につながると期待されており、昼は2時間以上、夜は就寝前に使うのがお勧めとのこと。
この4つのアロマオイルがセットになっているのがこちらです。
アロマの使い方
昼間2時間以上、夜は寝る前と言われても、一体どのように?マッサージと言われても2時間はなかなかできませんよね。
ということで、手軽な方法がこちら。
<アロマディフューザー>
アロマを楽しむ一般的な方法と言えるのが、霧状に香りが広がるアロマディフューザーを使うことです。
水を入れるもの、入れないもの、電気を使うもの、火を使うもの、いろいろありますし、対応する部屋の広さ、タイマー、デザインなどお好みのものを選びましょう。
こちらは水も火も使わないタイプです。
<アロマペンダント>
電源の有無や場所を問わずに利用できるのがアロマペンダントです。ネックレスなので夜間には向きませんが、昼間出かけるときはとても便利です。
香りの持続時間、デザイン、お値段は様々ですので、お好みの物を探すのも楽しいですね。
まとめ
認知症の中でも多いアルツハイマーはまず嗅覚に症状が出るため、嗅覚を刺激すると予防になるということでした。
心地よい香りに囲まれ予防ができるならお手軽ですね。